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ティッシュ配りに思う

地下鉄を出て地上に出ると、ティッシュ配りの子たちによく出くわす。僕はティッシュ自体に興味はないのだけれど、かわいそうだからということで、なるべく貰ってあげるようにしている。ティッシュは、母親が喜ぶのであげることにしているのだ。

先日は、小雨がパラつく天候だったのだが、ティッシュ配りの彼女たちは健気にも、笑顔でティッシュを配り続けていた。僕も貰ってあげたかったのだが、生憎片手には思い荷物を抱えていたし、もう片方は携帯電話を持っていた。おまけにその駅から少し歩いたところに行くため、傘をささなければならない。というわけで、両手どころか腕が三本あっても受け取れない状態だったわけだ。なのに、だ。

彼女はほぼ強引に僕の前にグイとティッシュを差し出す。「無理だと思うけど・・・」目で訴えるも効果なし。そりゃないよ。ゴメンねと言ってその場をすり抜ける。後ろでおばちゃんが、「アンタ、前の人の分もアタシにちょうだいな」世の中うまくできている。